夏休み最初の登山は北岳から始まりました。
南アルプスです。
2018年9月6日の時点では左保コースにつながる大樺沢コースは台風により橋が消失しているため通行止めとなります。
最新情報は広河原にあるインフォメーションセンターのガイドに聞きましょう。
北岳は1泊2日が適当な行程だと思います。また1日の行動時間も6時間を超える場合が多いので少し体力、技術ともに経験がついてきたら挑戦するいはいい山だと思いました。
登山経験が浅い私服、スニーカで向かってる人が何人かいましたが危険なのでおすすめできません。
富士山よりも標高は低いものの富士山ほど整備された山ではなく危険な箇所も多くあります。
コース
北岳は広河原から登るのが一般的で最短ルートとなります。
ただし広河原はマイカーは入れないので奈良田駐車場に車を停めて、奈良田駐車場から広河原までバス移動します。
出典:ヤマプラ
1日目
(行動時間7時間):広河原から白根御池小屋(水場、トイレ、軽食可)→草すべり→北岳山荘
2日目(行動時間6時間):間ノ岳→左保コース→白根御池小屋→広河原
推奨装備
左保コースを使わなければ大きな危険箇所はないですが、北岳山頂から北岳山荘までの下りは少し危ないのでヘルメットの着用が推奨されています。
南アルプスの天然水が白根御池小屋で補給できます!
危険箇所
北岳は沢が多い山域でベテランの方でも足を滑らせたりして遭難が多いので油断禁物です。ヘルメットの利用が推奨される山域となります。
左保コースは危険箇所が多く、渡渉を繰り返すのでおすすめしません。
奈良田駐車場
奈良田駐車場(無料)は広く100台以上停められそうです。
トイレもあり、前泊もできそうです。この日は日曜日で少なめだったようです。
バス
平日はバスが少なめなので注意が必要です。
バス停で一緒に待っていた人が去年はバスを伸ばして14キロ以上広河原から歩いたと言ってました…
奈良田から広河原まで50分ほど
料金は1130円(確か)で、暫くの間マ区間を走ります。
すごい狭い場所をバスが走っていくのでスリルがあります。
広河原
帰りも同じ場所からバスを乗ります。
こちらの建物がインフォメーションセンター。2階で登山届を出したり登山道の情報を聞けるので寄りましょう。
ミニmont-bellもありガスやドライフード、パン、自動販売機などもあります。
ゲートを通過して橋に向かいます。
橋を渡れば登山道です。
大樺沢コースは通行止め
登山道はよく整備されていて登りやすいです。それほどキツくなく1/3行程ごとにベンチがあるので休憩しながらいくのがいいと思います。
雨の日は渡渉注意
何箇所か沢があるのですが大雨が降ると渡るのが困難になります。この辺りもインフォメーションセンターで情報を得ることができます。
後、沢の辺りは落石が頻発しているのでスムーズに通り抜けましょう。
白根御池小屋
白根御池小屋は燕山荘を思わせるぐらいの清潔感のある小屋で、南アルプスの天然水も無料です。
おすすめは白根御池小屋でテント泊、小屋泊して翌日軽装で北岳を目指すのがいいと思います。
昼食はカレーを。
草すべりはかなりの急斜面
草すべりはかなりの急斜面で体力を奪われます。階段が整備されているものの下りで使うと膝がやられそう…
2時間ほどで尾根
尾根にでると風がかなり強くこの日は風速15m以上あり飛ばされそうでした。
このぐらいの標高になるともう紅葉です。
こんにちは富士山。
北岳肩の小屋
尾根から30分ほどで北岳肩の小屋に到着します。
普通はここで小屋泊かテント泊なのですが、今回は友達が北岳山荘にいるので通過します。
北岳肩の小屋のテント場です。稜線にあり天気がよければ景色が最高でしょう。
北岳山頂まで偽ピーク多数
北岳山頂は左手にすぐ見えてるのになかなか近づけない!!
焦って早歩きになってましたがCTは1時間ほどで北岳肩の小屋からはまぁまぁかかります。
北岳肩の小屋がこんなに遠く。
山頂
ついに山頂へ。
北岳山荘遠い…
風もすごく山頂で過ごした時間は5分ほど。もう陽が暮れ始めているので急いで向かいます。
北岳山荘テント場
北岳山荘のテント場は30張り以上できそうなぐらい広いです。
北岳山荘はテント泊の人も自炊室、談話室、お茶・お湯(どちらも無料)、洗面所など小屋の中にある設備が使えて良心的な小屋です。
そして4000円前後で寝具なしの宿泊が可能で強風でテントが張れなかった人などがテントマットとシュラフで寝ていました。(筆者もこうすればよかった…)
こちらも稜線にあるので風がすさまじいです。
風が強すぎてローカスギアのクフを建てましたが30分以上かかりました。もちろんガイラインはすべて固定してペグも上から石で固定。
この日は天気が悪く星空もほとんど見れなかったですが、爆風でテントがバタつくなか結構熟睡できました(笑)
雲海と朝焼け
星空は見れませんでしたが、朝焼けは雲海とコラボして幻想的でした。
この後、雨まじりの強風となり写真は取れませんでしたが間ノ岳にも向かいました。
左保から下山
左保は北岳山頂を迂回できるコースですが、沢付近を下るため滑りやすく急斜面のため危険箇所です。またマーカも見えにくく迷いやすいです。
できるだけ山頂経由で下山した方がいいです。
下山後は2時間待ち
午前中のバスをスルーしたので午後のバスで帰りましたが、インフォメーションセンターの椅子で2時間爆睡してました。。。
何も言ってこなかったガイドの人ありがとうございます。。。
六郷の里 つむぎの湯
温泉は六郷の里 つむぎの湯にお邪魔しました。
清潔感のある温泉と露天風呂で帰りのICも近くにあるのでよかったです。