DJI Sparkを買って登山で使ってみた

ずっとほしいなーと思っていたドローン。DJIでセールしていたのでついに買いました!
まずはSparkで撮った動画を見ていただいて雰囲気を掴んでいただければと思います。

DJI Sparkを選んだ理由

DJIの中でもエントリーモデルとしては必要十分な機能が付いている Sparkを購入しました。
オプションはSpark Fly moreコンボです。
バッテリーが1つだと10分程度しか飛行できないのと、スマホだけでは飛行距離が短く楽しむのが難しいと思うので、Sparkを購入する方は送信機付きのコンボがおすすめです。

後は登山での利用を想定しているので、大きさと予算が重要でした。理想は羽の折りたたみが可能なMavic Airです。
Mavic Airは折り畳めることで横幅はかなり小さくなるので30Lのザックでも隙間にいれる事ができます。
ただこれからドローンをどれぐらい使い続けるのかわからなかったのでSparkを選択しました。
Sparkはケースに入れて持ち運ぶと思うので多少かさばりますが、山と道のMINI2の横幅に問題なく入るサイズでパッキングに工夫はいるものの困難になるほどではありませんでした。

【国内正規品】DJI Spark(アルペンホワイト)

【国内正規品】DJI Spark(アルペンホワイト)

操縦は簡単

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Sparkぐらいの価格帯のドローンになるとセンサーが豊富なので操縦は簡単です。
基本的な操作は、上昇・下降、前後左右となり送信機があれば1回目の飛行ですぐに感覚はつかめると思います。

最初は操作や画面の意味などが理解できないと思うので、必ず広い場所でGPSが受信できている状態で飛行してください。
YouTubeでよくあるのは意味がわからず離陸ボタンを室内で押してしまい、天井に激突してプロペラが破損する事故です。
通電は必ず外でしましょう。

最初は初心者モードになっており飛行や操作が制限されているので、墜落の危険性は殆どないと思います。さすがDJIですね。

Sparkの前方と下部にはセンサーが付いており前方と下部にある障害物は自動で検知し停止します。(Sportモード時はOFFになります)
注意が必要なのが上、左右と後方にはついていないので横移動、後方移動、上昇の際は気をつけてください。

後ろに下がるような風景を撮りたい場合は、目的地までSparkを移動させ前進の動画を撮影し逆再生の編集をする事でより安全に飛行できます。

登山でドローンを使う時の注意

飛行可能な領域である事を前提にしているので、個人で飛行可能かを必ず調べた上で飛行させてください。
飛行距離と操作性などの観点から送信機の利用は必須です。

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騒音

一番問題になるのは騒音です。蜂が飛んでいるような飛行音になり、比較的大きな音がでるので静かに飛ばすという事はまずできません。
特に風の無い日は遠くに飛ばしても操縦者に音が聞こえるぐらいの騒音になるため、周りに人がいる場合は一声かけるとトラブル防止になると思います。

人が多い場合は飛ばさない

騒音と同じですが墜落時の被害も大きくなるので人が少ない場所や時間帯を考慮するのもドローン操縦者の役目です。

ATTIモード

GPSが正常に受信できていれば安定した飛行が可能ですが、頭上を遮るほどの木がある場合は飛行しないことをオススメします。
有視界飛行ではなくなるので危険なのと、ホバリングも手動になるため練習無しでATTIモードでの飛行は無謀で高確率で墜落します。
またSparkは意図的にATTIモードにする事はできないので実質ATTIモードを利用しての練習ができず、それを想定していないモデルとなっていると思われます。
GPSが受信できない場合や強風等で姿勢を維持できない場合はATTIモードに切り替わる可能性があるので視界や頭上が良好で風の状態がよい時に飛ばしましょう。

写真撮影者のアングルに映り込む

写真撮影している方もいるので、アングルに入らないように配慮しましょう。
特に、朝焼けなど撮影がピークになる場合は多くの方が写真撮影しているので撮影者の後ろ側などから撮影しましょう。

バッテリーの低温

DJIはバッテリーが15度以下になると警告します。これは低温になることでバッテリーの出力がさがり、墜落の可能性が高まるためだと思われますが
標高の高い山で風が吹くと急激に温度が下がるので30%以上充電がある状態で帰還させるようにしましょう。

Sparkを山に持っていってみた感想

付属のケースに入れ、ケースごとザックに入れて持っていっています。テントを持っていくと思えばそれほど重たくはないです。
バッテリーは追加購入して3つで撮影しておりメーカ公称だと45分は飛行できるので後で編集する事を考えれば十分な撮影時間が確保できます。
プロペラガードについては視界が開けていないところでは飛行させないので私は利用しておりません。

泊まりで山行に行き、連続で撮影する場合はAC対応のモバイルバッテリーがおすすめです。
Sparkを使った給電だと1つしか充電できないのとスピードも遅いのでできればAC充電がおすすめです。

北アルプスでのドローン飛行

尾瀬は複数県がまたがっているので飛行箇所によって許可を取る管轄がことなります。

 <群馬県側>
●環境省片品自然保護官事務所
●東京電力HD(株):03-6373-3843
<福島県側>
●環境省檜枝岐自然保護官事務所
●林野庁会津森林管理署南会津支署
<新潟県側>
●中越森林管理署

北アルプスはこちらのサイトで詳しく解説されいますので詳細は省きますが地面から150m以内であれば問題ないようです。
150mと聞くと低く感じられますが、実際に飛行させると小さなSparkだと目視ギリギリの範囲で東京タワーの半分近くの高さなのでかなり高いです。

【ドローン飛行許可と入林届】北アルプス登山でドローンを飛ばして空撮できる? – 登山サークル|山頂café ~ビギナーのための登山サークル~ @名古屋・東京・大阪・関東・関西・仙台・東北・北陸・長野